品薄に思う
前記事に書いたようにキーボードが快適になったことだし、久しぶりに長文(当ブログにしては)記事です。
今に始まったことではないが、ここのところコロナ影響であらゆる物が品薄になり、転売屋が跋扈している。
ただ品薄が悪、転売が悪と単純なことを言いたいわけではない。
というのはどんな時代であれ、品薄は避けられない自然災害みたいな物であるから。特に今の時代は情報伝達力が半端ないから、何かのきっかけでいとも簡単に爆発的に今まで対して売れなかった物が、みんな我もと欲しがる物に変わってしまう。
これをメーカーや流通業、小売業に予測して対処しろというのは酷だろう。
しかし、自然災害もそうだが、起こった後どう対処するかが、品薄でもとても重要。
今の、メーカー、流通、小売がおこなっている対処は万全、最適とは言い難い。転売屋に跋扈してくださいと言わんばかりの対応。
特に問題なのが小売業。
品薄になり、いつ入荷するかわからない状態になった時(というか今の時代に納期が分からないということは正直ありえないと思うのだが。製造業者は1日の限界生産数量は必ず把握できているはずだし、流通業にしたところで、今の時代、逆算すらできないはずはないだろう。そうなると納期未定というのは本当か?と疑いたくなる)決まり文句の如く、「納期いつになるかわかりません。問合せはご遠慮ください。取り置き等は致しません。」と取り付く島もない対応。
転売屋が跋扈する集団心理状態は、“いつ手に入るか分からないから多少高くても手に入れたい“だろう。要は安心感がないから起こる価格の高騰心理。今の多くの小売業は単に不安を消費者に与えているだけ。
後、今よく行われている予約販売というのも、いつ手に入るか確定してないから、価格の高騰心理は全く解消されない。
ではどうしろと?
単純な話、予約を取りましょう。予約順に入荷次第連絡して販売します。これだけで価格の高騰心理はかなり抑えられるはず。
しかも予約をとるということは、小売業は顧客情報を得られるし、実際の商品需要も把握できて、ブームが去って作りすぎて、仕入れすぎて在庫の山も防げる。もちろん消費者も買えるかどうか分からないのに行列したり、お店に通い詰めなくてもいいので予約をしてくれる店に対する印象も良くなる。
またここで買い物しようかと思うでしょう。まさにいいこと尽くめ。
なぜ、しないのか?
返ってくる答えはおそらく手間がかかるから。
連絡先を聞いて控えて、入荷されれば連絡して、、、とてもじゃないけど忙しくて出来ない。そりゃアナログ的対応では限度があるでしょう。
これこそIT化すれば手間をかけずに楽に処理できる。一度システムを構築してしまえばどんな商品にも応用が効く。システム導入費用がというのなら、メールソフトだけでも、顧客からメールを受信して登録して、入荷数だけ順番に一斉送信して連絡。入荷連絡メールを確認して販売とやりようはいくらでもある。
実際、これを徹底して行なっている企業がある。
Apple
よく品薄を引き起こしているが、彼らは出来うる限りの納期を知らせてくれるし、いつ入荷するか分からないからと顧客を突き放したりはしない。
そして直販から量販店に至るまで徹底した予約販売。抽選販売などという理不尽な販売方法などには手を出さない。
Appleのブランド力の高さの一端だと思う。
最後にまとめれば、政府が転売対策をしたいなら、小売業に対する予約システム構築を支援する政策が良いのではないかと思う次第です。
今に始まったことではないが、ここのところコロナ影響であらゆる物が品薄になり、転売屋が跋扈している。
ただ品薄が悪、転売が悪と単純なことを言いたいわけではない。
というのはどんな時代であれ、品薄は避けられない自然災害みたいな物であるから。特に今の時代は情報伝達力が半端ないから、何かのきっかけでいとも簡単に爆発的に今まで対して売れなかった物が、みんな我もと欲しがる物に変わってしまう。
これをメーカーや流通業、小売業に予測して対処しろというのは酷だろう。
しかし、自然災害もそうだが、起こった後どう対処するかが、品薄でもとても重要。
今の、メーカー、流通、小売がおこなっている対処は万全、最適とは言い難い。転売屋に跋扈してくださいと言わんばかりの対応。
特に問題なのが小売業。
品薄になり、いつ入荷するかわからない状態になった時(というか今の時代に納期が分からないということは正直ありえないと思うのだが。製造業者は1日の限界生産数量は必ず把握できているはずだし、流通業にしたところで、今の時代、逆算すらできないはずはないだろう。そうなると納期未定というのは本当か?と疑いたくなる)決まり文句の如く、「納期いつになるかわかりません。問合せはご遠慮ください。取り置き等は致しません。」と取り付く島もない対応。
転売屋が跋扈する集団心理状態は、“いつ手に入るか分からないから多少高くても手に入れたい“だろう。要は安心感がないから起こる価格の高騰心理。今の多くの小売業は単に不安を消費者に与えているだけ。
後、今よく行われている予約販売というのも、いつ手に入るか確定してないから、価格の高騰心理は全く解消されない。
ではどうしろと?
単純な話、予約を取りましょう。予約順に入荷次第連絡して販売します。これだけで価格の高騰心理はかなり抑えられるはず。
しかも予約をとるということは、小売業は顧客情報を得られるし、実際の商品需要も把握できて、ブームが去って作りすぎて、仕入れすぎて在庫の山も防げる。もちろん消費者も買えるかどうか分からないのに行列したり、お店に通い詰めなくてもいいので予約をしてくれる店に対する印象も良くなる。
またここで買い物しようかと思うでしょう。まさにいいこと尽くめ。
なぜ、しないのか?
返ってくる答えはおそらく手間がかかるから。
連絡先を聞いて控えて、入荷されれば連絡して、、、とてもじゃないけど忙しくて出来ない。そりゃアナログ的対応では限度があるでしょう。
これこそIT化すれば手間をかけずに楽に処理できる。一度システムを構築してしまえばどんな商品にも応用が効く。システム導入費用がというのなら、メールソフトだけでも、顧客からメールを受信して登録して、入荷数だけ順番に一斉送信して連絡。入荷連絡メールを確認して販売とやりようはいくらでもある。
実際、これを徹底して行なっている企業がある。
Apple
よく品薄を引き起こしているが、彼らは出来うる限りの納期を知らせてくれるし、いつ入荷するか分からないからと顧客を突き放したりはしない。
そして直販から量販店に至るまで徹底した予約販売。抽選販売などという理不尽な販売方法などには手を出さない。
Appleのブランド力の高さの一端だと思う。
最後にまとめれば、政府が転売対策をしたいなら、小売業に対する予約システム構築を支援する政策が良いのではないかと思う次第です。
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